さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

モーニングセミナーをはじめ、おもしろ企画をどんどん行っています。いろんな経験をしたいなら鎌倉市倫理法人会へ!

2013年12月27日金曜日

2014年1月16日(木)倫理経営講演会へのお誘い

1月16日(木)倫理経営講演会

 
幕の内が明けた翌日、法人局教育事務部 田中範孝 参与を講師に迎えし、 倫理経営講演会が行われます。
講演テーマは『繁栄の法則~倫理経営のすすめ~』。
倫理の実践によって会社はなぜ繁栄するのでしょうか?
利益ばかりを追い求める経営のあり方に一石を投じ、確かな結果を出してきた絶対倫理に基づいた経営について、田中範孝参与が熱く語ります。
なお、当日は懇親会もございます。
新年早々、素晴らしい出逢いもあることでしょう。
どうぞ、ふるってご参加下さい!




講師:法人局教育事務部 田中範孝 参与
講演テーマ『繁栄の法則~倫理経営のすすめ~』
会場:鎌倉芸術館3F(集会室)
※終了後、会場にて懇親会がございます。
参加費:
講演会のみ     2000円
講演会+懇親会      4000円
★お得な前売りチケット
講演会+懇親会     3500円



2013年12月24日火曜日

いい会社に観るリーダーシップの姿




20131224日火曜日



いい会社に観るリーダーシップの姿



2013年最後のMSは、丁度クリスマスイブの日です。寒風の吹く由比ヶ浜公会堂に、三々五々計27名が集まりました。役員朝礼のリハーサルで
鎌倫音頭を唄い、声の調子を整えてから役員朝礼が始まります。今日は、2013年を締めくくるに相応しい鎌田 恭幸 氏(鎌倉市倫理法人会副会長)の講話です。遠くから朝霞市倫理法人会の会長の大西 克幸 会長もお見えになりました。



 

MSの開始は6時半、今日の栞の箇所は第条「日々好日」です。

 

最初に石渡会長から、以下のメッセージがあり、なるほどと思いました。

鎌倉市倫理法人会の会長職を引き受けてから、色々な人と巡り合い、その関係を通じて、更に新たな人たちと巡り合うことによって、今の私があります。人間関係を大切にするとともに、マイナスイメージから抜け出すことによって、全てがいい方向に行くことを経験しました。

そして、いいと思ったことは、喜んで直ぐ実践することを心がけることによって、いい循環が生まれ、それが膨らんできたと思います。


 
 次に、石川真理子会員の会員スピーチです。第一条に従って歩もうとされる石川氏の強い信念が垣間見られました。

私は、武士の家に生まれ、武士道について、研究しています。その日その日を真剣に生き、その日にするべきことはその日に仕上げることが信条です。文筆業をしていますが、締め切りの4日前には提出するよう心がけてきました。
相手に悪意があれば、それはこちらの問題として受け止め、他人をとことん許すことこそ、自分の生き方としたいと思っています。



続いて、鎌田氏が聴き手の心に染みる以下のような講話をされました。
鎌田氏が鎌倉投信(株)を立ち上げたのは5年前。ちょうどリーマショックの直後という、どう考えても最悪の時期でした。実際に周囲からは「無謀すぎる」という声ばかりが寄せられたということです。



しかし、鎌田氏は「あえて挑戦するからこそ価値がある」と考えました。「同業者の常識を疑え、業界の常識を疑え」という意識が、鎌田氏の心にあったのです。
助けてくれる人がない中、孤軍奮闘せざるを得なかった鎌田氏は、毎朝、自問自答をくり返しました。そしてある日、「金融を通じて世界平和を祈ろう」という境地に達し、以来、さまざまなことが好転していったということです。
そんな中で鎌田氏はさまざまな経営者と出会い、多くを学び取りました。以下が、屈指のリーダーシップの持ち主から鎌田氏が学ばれ、ご自分の信条とされている内容です。

生きることに対する強い使命感を持ち、何事も本質からそれない、ぶれない信条に従って行動し、判断することが大切であること。
今日の命を大切にし、今を一生懸命生きること。
不平不満を言わず、謙虚になること。
他人を許すことほど難しいことはない。相手に期待を掛け過ぎると許せ難くなり、関係が悪化してしまうので、相手の心を開いてもらうには、相手に期待し過ぎないことであり、そうすれば相手を許せると思う。
組織の長は、それだけ多くの人の支えで成り立っている。このことを知って、下働きの仕事でも力一杯することが重要と悟るべきである。
とことん考えること、読書にも夢中になること、思考の限界こそがライバルではないか。
時代を読み、変な経営はしないこと。
リーダーには徳が重要で、徳が無ければ皆は着いてこない。
本当の仕事とは、他人に夢を与える仕事であるように思う。そのためには、私財を投げ打つ勇気も必要である。


【本日の朝食】

朝霞市倫理法人会会長・大西克幸氏、東京都府中・調布倫理法人会会長・本 間博之氏、川 崎南倫理法人会専任幹事・大久保正剛氏、戸塚倫理法人会副専任幹事・齋藤泰典氏、家事塾・経営パートナーの加藤秀一氏など、たくさんのゲストがご参加くださった今年最後のモーニングセミナー。
朝食会もお店に入れきれないほどの賑やかさです。
カフェ「オリーヴの木」では、店内いっぱいにテーブルをご用意いただき、まるでプチパーティーのような雰囲気に。

参加者多数のため、配膳もみんなで協力しました。


 

本日のメニューは、

コーンポタージュスープ/鴨のロースト・タマネギのマリネ添え/クロワッサン/デニッシュ(かぼちゃ餡・あんこ)/カスピ海ヨーグルト/コーヒー


 

寒さが本格的になってきたこの時期、ほんのり甘いポタージュは何よりのご馳走です。おかわりもして、たっぷりいただきました。
小さなお皿に品よく載った鴨のローストは、タマネギのマリネが爽やかな風味を添えています。
焼きたてのクロワッサンに、サクサクと香ばしいデニッシュ。カスピ海ヨーグルトには小さくカットしたケーキとアプリコットジャム、抹茶のトッピングが彩りを添えていました。
美味しく楽しいひとときを過ごした後、「よいお年を!」と笑顔でそれぞれの場所へと向かいました。




お店いっぱいに広がるテーブル。


【2014年1月の倫理法人会 予告】

◆1月7日(火)恒例!新年式

お屠蘇に加え、簡単なおせち料理をご用意いたします。新年式の後は、鶴岡八幡宮(予定)へ初詣。鎌倉屈指のパワースポットで、新たな年の強運エネルギーをチャージしましょう! お屠蘇はノンアルコールタイプもご用意いたしますので、お車の方でも安心です。

◆1月14日(火)

講師:石川真理子会員(作家・武家女性研究家)
講演テーマ:『行動があなたを語る』

内容:「倫理は行動」は石渡会長が常日頃から語りかけている言葉。そして、日本の精神の基となっている武士道も「サムライの【行動】倫理」なのです。武家の末裔として武士道や幕末明治の日本人の倫理観について独自に研究を続ける石川会員が、絶対倫理と武士道の共通点や、先人に学ぶ日々の心得について、すぐに役立つ実践的な内容でお話します。

主な内容:○ 武士道とは何か
         ○絶対倫理に垣間見る武士道精神
         ○行動こそが人を育てる
         ○ビジネスに生かす武士道的行動

◆1月16日(木)倫理経営講演会

講師:法人局教育事務部 田中範孝 参与
講演テーマ『繁栄の法則~倫理経営のすすめ~』
会場:鎌倉芸術館3F(集会室)
※終了後、会場にて懇親会がございます。
参加費:
講演会のみ     2000円
講演会+懇親会      4000円
★お得な前売りチケット
講演会+懇親会     3500円
ふるってご参加ください!


2013年12月21日土曜日

2013年12月20日「七転び八起き」川崎南編


2013年12月20日


七転び八起き」・・・川崎市南編


このテーマの内容は、講師の平松 健男 氏が、1112日に鎌倉市、1218日に横須賀市で講話されたものとほぼ同じです。

両方とも、早朝の横須賀線の事故による運休がありましたが、講師の平松 健男 氏は、最善の手を打つと共に、お仲間の適切な対応によって、何とか講演が実施されました。今回も、緊急事態発生を心配しましたが、無事に新川崎駅に着きました。

 

川崎市南倫理法人会の佐藤会長を始め、皆様(出席者:17名)には、このような機会をいただきましたことを心から感謝申し上げます。

 

【平松 健男 氏のプロフィール:省略】

以下は、平松氏の講話内容の一部です。

機械工学の進歩には、大きな失敗に学んだ歴史があります。中でも、約70年前に遡る以下の3大失敗例は、機械文明の発展に決定的な影響を与えました。

         鉄鋼大型船(約1万トン)の溶接部の低温脆性破壊による沈没

         鉄鋼製巨大吊橋の風圧による共振・倒壊

         航空機の離・着陸による内外圧力差の変動に基づく疲労破壊

 
100年前のタイタニック号(約4万トン)の北極海での沈没も、氷山への衝突に加えて、リベット部分の低温脆性破壊が原因と見られています。

これらの失敗を乗り越えようとする技術者の良心と負けじ魂が、現在の機械文明を花開かせているとことを深く味わうべきです。

しかし、私達はこの不屈の精神に加えて、リスクを最小化するための努力をもっと続けなければなりません。リスクの最小化のためには、リスクを客観的に定量評価する手法を徹底させ、その結果を新商品の市場への展開・企画等に活用することが重要です。

そして、福島の原発事故の際に露になった「想定外」を禁句とし、失敗事例にとことん学ぶ姿勢が今ほど問われているときはないと思います。
七転び八起き

2013年12月20日(金) 鎌倉倫理法人会 忘年会




鎌倉市倫理法人会 忘年会


年の瀬も迫った12月20日(金)、恒例の忘年会が開催されました。
北日本からは大雪の便り、東京都心でもひょうが降ったほどの厳しい寒さのさなか、会場となった中華レストランに参加者が続々と集まってきました。
鎌倉市倫理法人会の会員はもとより、横須賀市倫理法人会会長・木村紹一氏、川崎市南倫理法人会会長・佐藤義浩氏はじめ、千代田区中央や江戸川区、新宿区など他会からのゲストも多数参加し、たいへんな賑わいです。

司会進行は中山朝礼委員長と梅ヶ辻女性委員長。まずは衆議院議員の山本ともひろ氏にご挨拶をいただきました。山本氏は多忙な中、ご挨拶だけでもとわざわざ東京からかけつけてくださったのです。

続いて、石渡会長による開会の挨拶。さらに、横須賀市倫理法人会会長・木村紹一氏、川崎市南倫理法人会会長・佐藤義浩氏よりお言葉をいただきました。


さあ、いよいよ乾杯です。
皆川副会長が高らかに声を挙げると、会場はグラスの触れあう軽やかな音で満たされました。


 
鎌倉という土地柄なのか、一芸のある会員が多い鎌倉市倫理法人会。
中でもバイオリニストの皆川真
里奈さんは、その実力と美貌でアイドル的存在です。
間もなく真里奈さんのバイオリン生演奏が始まりました。まずノリのいい「情熱大陸」に始まり、石渡会長の定番リクエスト「川の流れのように」。「ジュピター」「花は咲く」がしっとりと奏でられた後は、「ルパン三世のテーマ」で締めくくり。珠玉の演奏を間近で堪能できるのは、まさに鎌倉市倫理法人会ならではです。





 美味しい中華料理をいただきながら、しばし歓談を楽しみ宴たけなわとなったころ、今度はマジックショーです。
石渡会長のカードを使ったマジックには、さんざん大笑い。種も明かしていただきました。


さらに一流マジシャンである古屋会員が、自慢の腕を披露。ひとつの袋、一本の紐など、ありふれた道具から繰り広げられる不思議な現象に会場は驚きで沸き立ちます。種も仕掛けもあるはずですが、それがどこにどうあるのかは、まったくわかりません。



続いて、鎌倉倫理法人会設立十周年を記念して制作された「かまりん音頭」の合唱。作詞を担当した白木副会長が前に出て素晴らしい声を披露してくださいました。
 

そろそろできあがってきたかな?という頃、お待ちかねのビンゴゲームの始まりです。

受付の際に配られたカードを手に一喜一憂。忘年会は最高潮となりました。ビンゴになってから、さらにくじを引いて景品を当てるという二段階式作戦も大ウケだったようです。

開宴から二時間、まさにあっという間の楽しいひとときでした。終了間際には、みんなの党のあさお慶一郎氏もかけつけてくださいました。

誰もみな、素晴らしい笑顔です。
笑いと共に年越しをして、笑いと共に新年を迎えることが出来そうです。


2013年12月18日水曜日

成功の鍵は「七転び八起き」 横須賀編


 成功の鍵は「七転び八起き」 横須賀編



【平松 健男 氏のプロフィール】


平松技術アドバイザ事務所 代表

雪の予報が出るほど冷え込んだ朝。鎌倉倫理法人会の平松 健男氏が横須賀市倫理法人会モーニングセミナーに講師として赴きました。鎌倉以外で初めて講話をされる平松氏。それなりの緊張を抱いたことでしょう。
そこにきて、まさかの電車ストップという事態が発生。平松氏によれば、しばし考えたうえで皆川副会長に緊急連絡をしたということです。

当初の予定では、石渡会長が皆川副会長とともに鎌倉駅に到着した平松氏を車で出迎え、途中、新会員の石川真理子氏を逗子でピックアップし、横須賀へと向かうことになっていました。
それを急遽、「まず皆川副会長が車で平松氏を出迎える」、そして「石渡会長の会社まで向かい、石渡会長の車に乗り換える」、そのうえで「石川氏をピックアップして横須賀へ向かう」、という段取りに変えたのです。
この変更に要した時間は10分足らず。
迅速な判断力と打てば響く行動力で、まさかの事態を乗りこえました。日頃より信頼関係を築いてきたことが、このようなチームワークとなって表れたようです。

かくして無事、会場へ到着。むしろ予定時刻より早かったほどでした。







 
講話のテーマは『成功の鍵は「七転び八起き」』です。平松氏の経験に基づいた「経営リスクを回避するためにはどうすればいいのか」というお話では、いわゆる「報・連・相(ほうれんそう)」も上司がまず率先すること、という言葉が印象的でした。「相手を変えたければ自分がまず変わらなければならない」ということを、あらためて学んだ次第です。

そして、人類は、世界の技術史上の三大失敗事例を経験して、その後の目覚しい技術進歩があったこと。しかし、近年の「想定外」と片付けてしまおうとする軽薄な態度からは、真の技術進歩は期待できなくなってきているというお話をいただきました。

また、「マネージメントに必要なこと」について平松氏が語った、「正しく、真実なことは主張せねばならない。しかし、論理で言い負かせば相手は納得せず復讐に出てしまう。人は理屈で動くものではなく、好き嫌いという感情によって動くものだ」という言葉は、たいへん重みがありました。

「まずは自分から」という感想を抱いた方も少なくなかったようです。



 技術的なお話についても、専門的でありながらとてもわかりやすく、通常では知り得ない「まさかの真実」を知ることにもなりました。













2013年12月17日火曜日

人生に無駄はない


人生に無駄はない


人生に無駄はない




本日の講師は、(一社)倫理研究所法人アドバイザーの小林 桂子 氏です。

       

【小林 桂子 氏のプロフィール】

お母様とともに数十年間、倫理の道一筋に歩んで来られ、各地でモーニングセミナー(MS)などの講師を務められました。人の道、家族の道を説かれるその講話は圧巻で、聴く人の心にずしんと響く内容です。

 

クリスマスまであと一週間、冬至が近づくに連れて、夜明けが待ち遠しくなります。殆どの国がその国の東方か、更に東に外れた場所に標準時を設定しているのに対し、日本では、西方に位置する明石市(東経135度)を標準時としているため、関東地区以東では、夜明けの時刻がより遅くなります。

6時丁度に、いつもどおり役員朝礼が始まりました。今日は、石渡会長が千代田区中央倫理法人会のMSで、講話をされています。代わりに皆川副会長が会長スピーチを担当されました。

 MSの開始は6時半です。

今日の栞の箇所は第十七条「人生神劇」です。

以下は皆川副会長のスピーチです。

親としても先生としても、子どもを正しく育てるのは、非常に難しいことです。子どもが本気でその道に向かおうとしなければ、親や教師の努力は無駄に帰することが多いものです。親や教師の考え方とはたとえ違っていても、子どもが本気で主張するなら、その考え方を親や教師も納得するものですし、子どもの成長には、重要で必要なことでしょう。人生は神の演劇であって、誰もが、その人生の演劇の主人公として力いっぱい生き抜く姿こそ尊いのではないでしょうか。


 

続いて、小林 桂子 によるご講演がありました。数十年の長きに亘り倫理の学習を続けて来られ、実践を通してご自分の、そして関わって来られた方々のご家庭の平安を実現されてきたお話は、今回も皆さんの心を強く揺さぶり、倫理の道を究められた小林市の心意気に共鳴することができました。

 
 


【本日の朝食】


いちだんと冷え込んだ朝。カフェ「オリーヴの木」のドアを開けると、暖かい空気に混じって焼きたてのパンとコーヒーの香りが。ほっと心が和みます。
毎回、美味しくてからだにやさしい朝食をご用意くださるオーナーさん。「今日は何かな」と、とても楽しみです。

今日のメニューは、
小さなスペイン風オムレツ/クロワッサン/デニッシュ(かぼちゃ餡・あんこ)/カスピ海ヨーグルト/コーヒー






彩りもきれいなスペイン風オムレツは、じゃがいも、タマネギ、ほうれん草、ハム、チーズと具だくさん。スライスしたキャベツとトマトソース、マヨネーズがトッピングされていて、香ばしく、かつ深い味わいです。
野菜は、にんじんやズッキーニ、小松菜などを入れても美味しいのだそうです。また、ハムの代わりにベーコンやツナを入れると、またちがった風味を楽しめるとのこと。家庭での朝食メニューの参考になりそうです。
皮はパリパリ、中はしっとりのクロワッサンとの相性も抜群。薫り高いコーヒーとともに、一日の元気をしっかりといただきました。

お食事が美味しいと会話も弾みます。この時間は、さながら週に一度の「プチ懇親会」のようなもの。ざっくばらんに話し合えるので、会員同士の信頼関係も深まります。
最後に、ひとりひとり講師の方に感想を述べました。同じ講話を聴いても、それぞれの立場によって受け止め方が異なります。他者の感想によって新たな発見があり、それがまた学びとなりました。


 


朝食後は、鎌倫恒例になっている、ホテルまでの人力車でのお送りです。小林氏も、子どもに還って嬉しそうな表情でした。

















2013年12月10日火曜日

2014年の展望



2014年の展望

本日の講師は、地方公務員、音楽プロデュースの仕事をされる傍ら、東洋運命学を学ばれ、現在、運命学の普及や運勢鑑定のための教室を開いておられます。

       

【武井 貞善 氏のプロフィール】

湘南気学研究舎 主幹

惠玉社 代表

 天気予報では、「寒気が訪れ、冬の寒さを思わせる厳しい寒さ、そして風雨強し」でしたが、それに反し、ほど良い寒さ?で、穏やかな曇りの朝を迎えました。6時きっかり、いつもどおりの元気で笑いの溢れる役員朝礼が始まりました。18人の受講者も三々五々集まり、6時半にモーニングセミナー開始です。

 最初に石渡会長のスピーチです。「鎌倉倫理法人会としては、他所からも優れた講師をお招きすると共に、こちらからも講師を積極的に派遣し、他の単会とも活発に交流しています。武井先生には、毎年のようにお出で頂いています。今回も、気学の真髄をお話ししていただけると思います。」と話されました。


続いて、根岸 会員の3分間スピーチ。本日のテーマの栞は、第十六条「尊己及人」です。

「己を尊ぶということは、自分を投げ打って、相手のために尽くす(捧げる)ということではないでしょうか。相手の幸せを願うことによって、自分が磨かれ、相手と自分とが同一化し、究極的な悦びにつながるという事のような気がします。」と、話されました。


自分の生を心の底から肯定できる瞬間とは、相手に悦んで貰うために、我を忘れて自分のできることを成し遂げた瞬間ではないかと思いました。




その後、武井 貞善 氏による講話がありました。鎌倉倫理法人会におけるご講演は、今回で4回目です。

以下、武井 氏のお話です。

運命学を始めて、自分自身が大きく変化しました。運気は、めぐり巡るので、皆さんの誰もが平等です。従って、誰もがそのことを大切にすることが重要だと思います。




気学では一年を2月4日の立春から翌年2月3日の節分までとします。現在の暦では1月1日を新年の元旦としていますが、気学の世界では2月4日が元旦であり、その年の「気」が本格的に流れるのは、その日からとされているためです。
少し専門的な話になりますが、気学では天・地・人、それぞれを十干(干支)、陰陽五行、九星で読み解きます。
平成26年は、天の気が甲。これは甲冑を表しており、陰陽では陽性、五行では木性です。甲冑のように固い殻をつけた草木の芽が、春になって芽吹くことを意味しています。
地の気は午であり、陰陽では陽性、五行では火性。午は時計でいえば12時の場所に位置します。そのため極限が過ぎて、これから少しずつ衰退の方向へ向かうことを意味しています。
さらに人の気は四録木星で、陰陽では陰性、五行では木性。このことは物流、交通、情報などを意味します。
このような天と地と人の気を総合して読み解くと、景気は回復したり、さまざまな意味で希望が持てる一年となることでしょう。ただし、まだ春先なので、多少の不安定はつきものです。また、インターネットを含めた情報や、航空・鉄道など交通関係、流通、外交などが注目される一年となると思われます。
人にはそれぞれ生まれもった星があります。一白水星、二黒土星、三碧木星、四録木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の九星です。
自分の星がどの方角に位置するかによってその年の運勢がわかるばかりか、これによって相性の良し悪し、さらには、相性の悪い人とうまくやっていくためにはどの星の人に間に入ってもらえばいいか、などもわかります。
大切なのは運気がいい時こそ、それまで抱えていた問題をしっかり解決することです。それによってその後の数年が変わってしまうのです。
また、いわゆる天誅殺だからといって恐れることはありません。そこで自分をどう切磋琢磨するかによって、その後の運命を切り開くことができます。ちなみにイチローは天誅殺の時にアメリカに渡り、三年間、自分を鍛錬しました。その結果が、その後の活躍に繋がっているのです。
気学は中国四千年の歴史に裏付けられた統計学です。世の中の運気、そして自分の運気を読み取りながら、上手に生かしていただきたいと思います。





【本日の朝食】

あいにくの雨模様でしたが、カフェ「オリーヴの木」では今朝も心とからだに美味しい朝食をご用意くださいました。
メインは、この時期にうれしい「おでん」です! カフェでおでん?と、意外な感があるかもしれませんが、これがなかなかいけるのです。やっぱり日本人だからでしょうか。

今日のメニューは、
おでん/クロワッサン/デニッシュ(バジル・あんこ)/カスピ海ヨーグルト/珈琲





じわんりと味が染みこんだ大根、竹輪に薩摩揚げ、がんもどき、そして、ゆで卵。じっくり時間をかけて作られたおでんは、しみじみとした美味しさです。サクッと発酵バターの風味豊かなクロワッサンと、なぜかとってもよく合います。

デニッシュは、真ん中にバジルが入っているものと、あんこが入ったものと2種類。カフェ「オリーヴ」には石渡会長がこだわりのオリーブオイルを「ボトルキープ」しており、好みでこれをつけていただきます。オリーブオイルのボトルキープというのも、実は鎌倉市倫理法人会ならでは?!




昔から「同じ釜の飯を食う」といいますが、一緒に朝食を囲むといっそう親近感が湧くから不思議です。講師の武井先生に、講演では聞けなかった「運勢のいろいろ」を伺うこともできました。
和気あいあいとした朝食会。今日一日の善いエネルギーをいただきました。




2013年12月3日火曜日

本を忘れず、末を乱さず


2013年12月3日火曜日

            本を忘れず、末を乱さず





本日の講師は、ファイナンシャルプランナーとして、障がい者が親亡き後、自立して生活していくためのサポート、(就労支援、障害年金サポート、ライフプランの作成)や障がい者の働く場つくりの一環として、東京都日野市にコミ二ティカフェとチャレンジショップを2013年12月開業するなど、多彩な活躍をされている、東京都府中・調布倫理法人会本間 博之会長です。「本を忘れず、末を乱さず」というテーマでお話しいただきました。


【本間 博之 氏のプロフィール】
東京都府中・調布倫理法人会 会長
女性いきいきチャレンジ応援協議体 理事
株式会社 FPステーション代表取締役









いよいよ師走、朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってまいりました。しかし、この寒さがむしろ心を引き締めてくれているようです。紅葉の見頃を向かえた鎌倉の早朝、公会堂はいつものようにたくさんの笑顔と明るい挨拶の声が響き渡りました。師走第一回目のモーニングセミナーのはじまりです。


「おはようございます!」
満面の笑みを浮かべた石渡会長のスピーチが始まりました。
「運命は自ら招き、境遇は自ら創る、と、『万人幸福の栞』第3条にあります。みなさん、これを実際にやってみると、まるで宝の山を得たようになりますよ」
ロータリークラブでの奈良旅行の際、苦手な人を案内することになった石渡会長。嫌だなぁという思いを捨て、白木副会長がよく話す「はい、喜んで」という気持ちに切り替えるまで2日間かかったといいます。
「しかし、捨てたら何もかもが好転しました。旅行はすばらしいものとなったのです」
倫理は実践であるということを、自らの経験を通じてお話くださった石渡会長。
「倫理の学びと実践を、腰を据えてがんばりましょう」という言葉が強く心に残りました。



続いて、宮川 史生 氏の3分間スピーチです。本日のテーマの栞は、第十五条「信ずれば成り、憂えれば崩れる」です。
この日が38歳の誕生日だという宮川さん。その節目に、決意の思いを込めてスピーチに立ったということです。
少年時代から野球をやっていたにも関わらず、練習を一生懸命にしなかったゆえに自信が持てなかったこと、また、勉学にしてもやはり同じであり、結果的に失敗を招いてしまった経験を語った上で、「38歳の一年間、倫理と出逢って、まずは信じるところから始めたいと思います。今日が誓いの日です」と力強く語りました。





そして、いよいよ 本間 博之 氏による講話です。
日本史が好きで、特に鎌倉時代が面白いという本間氏。ファイナンシャルプランナーとして、障がいのあるお子さんを持つ親御さんから財産関係の相談を受けたことをきかっけに、障がい者がそれぞれの個性を生かすことのできるカフェの経営をスタートさせました。奇しくも今週金曜日(6日)がカフェのオープンという、いわば「勢い」のある時に貴重なお話を伺ったのです。
「私は、大事業家になりたいのです。『万人幸福の栞』に大事業かは無欲の人である。ただせずにはおられず、と、ありますが、まさしく、私はせずにはおられずに事業を行っているのです」
両親の人のために働く姿を見て「チャレンジ精神」や「役に立ちたい」という心を持てるようになったこと、そして、学生時代にラグビーに励んだ経験から、「人それぞれの個性を認める世の中をつくりたい」という思いを抱くようになった経験を語ったうえで、以下のように講話は続きました。

 


「大学卒業後、バブル前で同級生が大企業に就職する中、私は事業をやりたいと思いました。しかし、何かやろうという気持ちがあっても何をすればいいかわからない。それで行動が伴わなかったのです。なんとなく法律事務所に勤務しながら司法試験の勉強をしたりして十数年を過ごしました」
転機が訪れたのはアメリカで9・11が起きた年。ご実父が他界されたのです。
ここで始めたのが「デイトレーダー」。
「24時間パソコンの前に張り付いてひたすら株価を追いかけ、売買を重ねる日々でした。ここで私はほどんと交友関係を失いました」
デイトレーダーの仕事に終止符を打った本間さんは、ファイナンシャルプランナーの資格を生かして事業を始めます。その際、ある人から「何でもハイで請けなさい」というアドバイスを受けます。
「来るものは何でも受け入れる。そして5年前のクリスマスに渋谷区倫理法人会と出逢って入会したのです」
以来、終始一貫ということが成功の秘訣という教えを信じて、皆勤を実践しつづけている本間さん。倫理の教えは性に合ったといいます。
「夫婦の関係も倫理を実践することによって、妻と出会って結婚したこれまでのことを振り返る、いわば本のことを振り返ることができるようになり、とてもよくなりました」
また、本間氏は「自宅出産」という貴重な体験をされています。それは、命とまともに向き合い、命に対する責任を実感するという経験でした。これもまた「本を忘れず」にまっすぐ繋がることです。
「第四子である長女が産まれた時は午前2時。真夜中にも関わらず、三人の兄弟たちは起きてきて、その誕生を前に、きらきらと神々しいまでの笑顔を浮かべました。私はこの笑顔を、絶対に曇らせてはならないと思いました。この貴重な体験も、倫理の指導がもたらしてくれたのです」
その後、前述のように障がい者をもつ親御さんから相談を受けた本間さんは「これだ!」とひらめきます。
「親が子を思う気持ちを助けたい。そういう仕事をしていきたい、せずにはいられないと強く思ったのです。このように本がしっかりすると、いろんなことがうまくまわるようになっていきました。今週金曜日にカフェをオープンできるのも、そのおかげなのです」
本間氏の話から、本が定まることがいかに重要かがわかりました。
「末を乱さずについては、継続していくことだと思っています」
いずれは障がいを持つ人を経営者にしたい、と力強い言葉で夢を語ってくださいました。



【本日の朝食】
充実したひとときの後はカフェ「オリーヴの木」でなごみの時間。ドアを開けると、焼きたてのクロワッサンと珈琲の香りが満ちています。
今日のメニューは、
柚子風味のあんかけ豆腐/クロワッサン/ポポリ/カスピ海ヨーグルト/珈琲




地元産のしらすもたっぷり入ったあんかけ豆腐は冬らしい柚子の香り。大根おろしを添えていただきました。寒い朝にぴったりの、やさしいひと品です。
ポポリというのは、フォカッチャ風の米粉のパン。モッツラレラチーズが適度なこくを添えています。
濃厚でありながら後味が爽やかなカスピ海ヨーグルトはオーナーさんの自家製。カットしたデニッシュのトッピングがサクサクと軽やかな歯ごたえを添えてくれます。
体と心にやさしい朝ごはんを囲みながら、会話もはずむ楽しいひとときです。







 【本間氏と鎌倉散策!】

講話をいただいた本間氏を囲んで「ミニ鎌倉散策」を楽しみました。
雲ひとつない晴天、日射しに透ける紅葉の美しさは、古都鎌倉の風情をいっそう魅力的にしています。
まずは源氏山公園へ。ここは富士山のビュースポットでもあります。幸い、おぼろげながらも雪を被った富士山が美しい姿を見せてくれていました。
山茶花や椿など冬の花と、色づいた木々の競演は夢のような美しさ。自然はいつも素晴らしい芸術を見せてくれます。
源氏山を散策しつつ、銭洗い弁天へ。朝早い時間のためか、人気スポットもひっそりと静かです。
本間氏の念願通り「銭洗い」を済ませ、高徳院へ。
鎌倉の大仏様は今日もおだやかな表情で、この地を見守ってくださっていました。
あとは、極楽寺を抜け、稲村ヶ崎から海岸通りを走り、若宮大路から鎌倉駅へ。石渡会長の車で小一時間、つかの間ながら中身の濃い散策となりました。
「家族との約束、鳩サブレを買って帰ります」と、爽やかな笑顔で鎌倉を後にした本間氏でした。





 源氏山公園で。満面笑顔の本間氏です。

















鎌倉は今がまさに紅葉のまっ盛り。
源氏山もこんなに色づいていました。


銭洗い弁天。「全部の種類のお金を洗っていこう♪」と本間氏。おちゃめな一面を垣間見ました。





















歌人・与謝野晶子が「美男」と歌った大仏さま。
青空のもとで、ゆったりと私たちを見守っています。

かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」
与謝野晶子)