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2014年4月25日金曜日

世界が驚く日本人の美徳 ~現代に生かす武士の心得


本日は、石川真理子幹事が東京都新宿区四谷倫理法人会のモーニングセミナーにて講話をいたしました。

※プロフィールは省略いたします。


東日本大震災が起きた際、私たち日本人の振るまいに対して、世界が驚愕し、絶賛したことはみなさんご存じの通りです。
相手を思いやり、混乱を引き起こさないよう互いに協力し合う姿は、確かに他国でなかなか見られるものではありません。
このように、外から見ないとわからないことがあるのです。
武士道を基とする日本人の美徳を研究し始めた私は、まず幕末明治の日本人について知るために、外国人の手記を紐解きました。


日本人は礼儀正しく、しかもおおらかであり、女性は大切にされ、上下関係は信頼で結ばれ、気品に満ちている。
外国人は、自分の国では貴族階級が身につける教養と品性を、日本人は最下層の人々に至るまで浸透していることに心から驚きました。
かつての日本には道徳教育がどこの国よりも浸透していたのです。
そして、その道徳の元になっているのが武士道でした。
しかし、明治になるとあまりにも欧化主義に走り、教育現場でも混乱が生じます。
そこで、明治23年に、教育勅語が下されたのです。
教育勅語は武士道の倫理道徳が基となっており、日本はもちろん世界にも通用する内容となっています。
実際、教育勅語は世界各国で絶賛された経緯があります。日露戦争が終わって間もない明治41年に、第一回世界道徳会議がロンドンで行われ、日本は招待されます。そこで教育勅語を紹介したところ、大絶賛を受け、5カ国語に翻訳されて世界で読まれることとなりました。
最近では、レーガン政権の時に教育勅語と修身教科書に基づいた日本の道徳教育が役立てられ、その後、それは「ザ・ブック・オブ・バーチュー」というタイトルで出版されています。
アメリカ版教育勅語と修身教科書というべきこの本は、第二の聖書とまで賞賛され、一説によれば3000万部以上のベストセラーになったということです。

しかしながら、日本では教育勅語や修身が失われていました。
大東亜戦争に敗戦し、GHQの占領下で廃止となり、そのまま復活されることなく今日に至っています。
しかしながら、このまま日本から道徳教育を失わせるわけにはいかないと危機感を抱き、活動する人がいました。
その代表的が、丸山敏雄先生です。
丸山先生が『万人幸福の栞』を出版したのは、まだまだ言論統制の厳しい昭和24年です。
これがいかに勇気と叡智を必要とすることであるか、想像するに余りあります。

道徳教育や歴史教育が失われた日本では、日本人としての誇りを持てない人がたくさんいます。特に高校生など若い世代で深刻です。
国際社会において、世界が絶賛した戦前の道徳教育を取り戻すことは、急務であると存じます。
命をつないでくれた先祖、また、この国を命がけで守ってくださった先人達のご恩に報いるためにも、日本の美徳を取り戻す活動を今後も続けていきたいと思います。




(石川真理子 記)






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