さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

モーニングセミナーをはじめ、おもしろ企画をどんどん行っています。いろんな経験をしたいなら鎌倉市倫理法人会へ!

2014年7月15日火曜日

丹沢の恵みとともに~米作りからの地酒造り~

第436回 鎌倉市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

 




 早朝の海岸線は、抜けるような青空が広がり
梅雨明けが近づいているのを感じます。

本日の講話は、神奈川県海老名市に157年続く日本酒の蔵元『泉橋酒造株式会社』の6代目、
橋場 友一氏 による『丹沢の恵みとともに~米作りからの地酒造り~』です。

<講師プロフィール>
橋場 雄一氏
神奈川県海老名市 泉橋酒造6代目兼農家
慶応大学を卒業後、証券会社を経て家業に就き、米栽培と酒造りに取り組む。


<会長挨拶> 石渡好行 会長


 今日の栞の輪読第10条について触れ、「この10条には“喜び”という言葉が何回出てくるかわかりますか」と問いかけられました。
会場では誰も答えられなかったのですが、正解は18回とのこと。
喜びから展開され、「なんでも喜んでやる」ことの大切さを話されました。
「ハイ、よろこんで」と、間髪なく受け入れることが自己修練につながることを示され、
鎌輪では、何でも喜んで取り組める人を育てていきましょうと結ばれました。


<会員スピーチ> 中山 裕一 幹事



 中山氏は、職場の教養『7月8日』のページを朗読されました。
この日は「遠慮は上品な強情」との題名で、
何事もわからないことはその場で聞くことが重要であると書かれています。
つい「知ったふり」をしてしまう事も多い中、中山氏はいつでもわからないことはそのままにせずに、何でも聞くという姿勢で仕事をしており、今まで仕事が嫌だと思ったことがないのは、そうしたことが大きな要因になっていると結ばれました。


<本日の講話> 橋場 友一 氏



日本酒蔵元の6代目…と聞くと、ついご年配の方を想像しておりましたが、
橋場氏は46歳のまさに働き盛りの爽やかな印象の方です。
大学卒業後に証券会社勤務を経て、20代でご実家の日本酒酒造6代目を継承されました。
原料の米作りから酒造りまで一貫して手がける酒造は少なく、
橋場氏は地元海老名が「豊富な水と肥沃な土地に恵まれた酒造りに適した土地であるという確信から、地域の農家の人たちとともに、「山田錦」や「雄町」、「亀の尾」などの酒米栽培に心血を注がれていらっしゃった様子を話してくださいました。

江戸時代に農業生産が拡大されたことにより日本酒製造が広がったお話や酒税の話など、
私たちが知らない日本酒にまつわるよもやま話に、
会場の皆さんは瞳を輝かせました。

今世界では和食ブームにのり、日本酒も様々な国で製造されているそうです。
しかし、日本酒を査定する規定がないため、
本物の日本酒というものがきちんと伝わっていかないのでは・・という危惧も大きいとのこと。













日本の歴史とともに長い年月育まれてきた日本酒。
製造までの様々な苦労や、たゆまぬ研究等のお話を伺い、もっと日本酒について知りたくなった…、
皆さんのそんな感想をいただき、大好きな日本酒がさらに身近な存在になったように思えました。


<朝食会> オリーブの木にて

 
 鎌輪の朝食は、オリーブの木オーナーの手作りです。
淹れたてのコーヒーとともに、今日も美味しくいただきました。















<鎌倫のおもてなし>
講話をいただいたお礼に、鎌倉名物「人力車」でのお見送り。
本日もとても喜んでいただきました。 







 これからも美味しい地酒を育てていってくださいね!

 
                       齊藤晴美 記





0 件のコメント:

コメントを投稿