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2015年12月2日水曜日


~日本文化発信に思う~藤島 博文

今日も5時半には、役員の大半が集合です。12/15のモデル単会認定に向けて、いよいよ熱の入った役員朝礼となってきました。
                                                                                                 
本日のMS講師は、日本画家の藤島 博文 です。

先ずは、松谷会長のスピーチが始まりました。

「今日は12/1、いよいよ師走を迎えました。忙しい中でも、時間を大切にしましょう。先週、二つのイベントに参加しました。一つは白木 正四郎 のエネルギの話、二つ目は、ミャンマーで医療活動に当たっている名知 仁子 です。エネルギの話では、マスコミが歪曲した情報を流していることを知りました。また、ミャンマー人には、思いやりがあること、相手を心から想うには、先ず自分を大切に思うことが先決であることも学びました。」

次は久保田雅人会員の3分間スピーチです。

                                                                                        

「私は社長(石渡氏)の勧めで入会。礼儀、マナー、父母への想いが大切なことが分かりました。MSに出席し、富士研の研修にも仕事の一環として参加することができました。社長の生き方、考え方はとても暖かいと思います。社長からの注意は、父から言われているように思えます。父母もお墓から見守っているような気がします。」

 いよいよ藤島 博文 の講話です。
藤島 博文 のプロフィール】
日本美術展覧会(日展)会員・審査員
東アジア国際国画展会長
著書:美感革命(致知出版社)、日本人の美伝子(PHP

「鎌倉は、武家、仏教・神道の地で、日本文化の発信地だと思っています。私にとって、理想的な場所です。近い将来、鎌倉に美術館を持ちたいと願っています。日本人は、もっと仏教・神道を重んじてもいいでしょう。神道や仏教こそが日本人を救済してきました。」
温和な口調で、しかし情熱的に語られる藤島氏の心意気を感じ取ることができました。

「私は74歳になります。雑誌『到知』を通して、倫理研究所理事長の丸山敏秋氏とも近しい関係にあります。一般的に、政治家や財界人は、日本の立ち位置が判っていない。油絵と日本画との違いを理解していないと思います。日本の良さを理解していないので、日本の絵画は90%以上が油絵(西洋画)です。絵から滲み出てくる思想(考え方)が重要です。日本人独特の美意識、奥ゆかしさ、神道や仏教の考え方を表現するのが日本画だと思います。」
藤島氏から『花鳥風月への旅立ち』という冊子を頂きました。その中の藤島氏が描かれた日本画(上の写真)を見ていると、単に美しいだけでなく、その中に潜む藤島氏独特の輝いた境地が見えるような気がしました。

「日本人の地名や人名の殆どには、自然界を表す一字が入っています。また、日本では鎌倉の武士に見られる既存の権威に反発する風土がありました。この日本文化を再評価したいと思います。平和病に疲弊した政治家、経済人、皆自分のことしか考えない。その風潮が親子が殺し合うなどの下らない事件の発生につながっていると思います。中国の偉人である孔子、老子、李白などの考え方も日本に入っており、日中間でいがみ合うのではなく、日中文化同盟を結ぶべきと思っています。日本画こそ立ち位置が明確であり、日本のトップがそれを理解し、世界に発信して欲しいと思います。私はこれからも日本の文化資源を活かし、倫理に相応しい日本画を描き、世界に発信したいと願っています。そのためにも、鎌倉に美術館を建てたいと希望しています。倫理に美を加えて頂きたい。学校(小中高)でも、日本の美しさを教えてほしいと思います。米国の大統領候補も、私の話に感動して帰りました。美術館を建てたら、英語、中国語でも解説し、日本文化を世界に広めたいと思います。」

世界の平和のために日本の伝統文化が有効という信念でお話されました。私と同年とは思えないような迫力のあるお話でした。

この後、いつものように集合写真を撮り、オリーブの木で、美味しい朝食を頂きました。

朝食後は、いつもの通り、MSについての感想を述べ合いました。洋画と日本画の違いについて、私は殆ど関心を持っていませんでした。が、日本画の持つ伝統的な美意識と倫理観とに裏打ちされた藤島氏の人となりの一端を見せて頂きました。ありがとうございました。今後の更なるご活躍を祈ります。
平松 健男 記)


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